まず第一に、研修内容や研修の目的・テーマを明確にしなければなりません。
ひとつの研修に数多くの目的やテーマを設定すると、研修内容がぼんやりしてしまいがちです。目的やテーマを絞り込むことによって研修プログラムもわかりやすく、すっきりしたものになります。
次に、受講対象者や研修時期・期間、研修カリキュラムをどうするかということを考えていきます。更に集合研修では1日の研修時間等を決め、休憩時間を含めて1日のタイムスケジュールを細かく決めていくことになります。
研修内容は、自社の経営ビジョンに基づいて行っていく必要があります。
研修プログラムを考えていく中で、自社の経営ビジョンや人材育成の方針、組織づくり計画などを確認していくはずなので、教育研修もそれらの方針や計画に則したものにすることが重要となるのです。
研修の実施形態としては、集合研修と個人研修に分けることができます。
個人研修では、通信教育、eラーニング、課題に対するレポート提出などがあります。知識を身につける個人研修は、受講者の可能な時間に行うことができ、個人ごとの進捗状況の把握や管理ができるというメリットがあります。
集合研修では、最近、研修ゲームという方法も多く取り入れられるようになってきました。これは、堅苦しい学校形式の研修とは異なり、ゲーム感覚で楽しみながら知識等を身につけられる仕組みとなっています。
さらに、実際の体験を通して多くの感動を得て、それを新たな気づきにつなげるような体感型研修というものもあります。体感型研修の効果としては、知識習得という頭ばかりを使った研修では味わえないような五感を通して生まれる感動により、自然とその後の行動が変わってくるという素晴らしい効果も期待できるようです。