実践マネジメント心理学

第51回:次の20年のマネジメントを考える(リソース確認編)

これからの差別化リソースは「ヒト」「時間」?

経営資源を「ヒト」「モノ」「カネ」「チエ」「ジョウホウ」と言い表しますが、上記の通り「チエ」や「ジョウホウ」にはリソースの差別化的価値はなくなりました。
「カネ」についても、基本的な企業活動という点では、あらゆるもののコストが激減しているため、また金余りで資金調達コストも大きく下がっているため、かつてほどはそれが差別化要因にはならなくなりました。コスト激減という意味では「モノ」も同様です。

逆にいま、改めて大切になっているのが、優秀な人材の獲得、その優秀人材の適所適材活用です。
「ヒト」が採れない、採った「ヒト」が十分な生産性をあげるように活用されていない。時代に対応するように再教育されていない。

一方で、働く人たちが皆、20年前、10年前に比べて、(何故か)数倍、数十倍、忙しくなっている。
皮肉なことに、リソース障壁がなくなった情報インフラ、デバイスの進化とコストダウン、無料化した情報のおかげで、逆に「ヒト」というリソースはこれらに振り回されるようになり、この10年、20年、日本も、世界各国でさえも、生産性は低下し続けているのです。

今、私たちが最も意識し、投資、運用の工夫をすべきリソースは「ヒト」と「時間」(活用)なのです。

この点について、次回掘り下げてみましょう。

(続く)

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