実践マネジメント心理学
こんにちは、株式会社 経営者JPの井上和幸です。 このコーナーでは、マネジャーの皆様が日々のマネジメントで役立てて頂ける実践的な心理学の理論と活用法、「科学的に上手くやる、人・組織の方法論」、をご紹介してまいります。 第31回は、「運の良い組織」にするには?について考えてみます。
先日、当社主催の幾つかのセミナーで、図らずも盛り上がったテーマが、「ツキ・運」問題。 やはり経営者やマネジメントの皆さんには、このことは、なかなか合理的には説明・判断できないものの、自社の組織問題として並々ならない興味関心をお持ちのようでしたので(それは誰でも、ツイていない組織は嫌だし、ツイている組織にしたいですよね)、今回、このコラムでも少し触れてみたいと思います。
まず、感覚的には読者の皆様にも、「あの会社はツイている雰囲気があるなぁ」「あそこの部署は、どうもツイてなさそうだぞ」というような、ツキ・運に関する“なんとなくのイメージ”がおありだと思います。
ぱっとフロアに入って、感じる雰囲気。気とかオーラとかいうものは、誰しもが無意識的にでも感じるものです。 どうすればツキ・運のよい人になれるのか。そもそも、ツキ・運を意図的に得ることはできるのか。その個別論については紙幅を割くとかなりのボリュームになってしまいますので、どうしても知りたいという方は拙書『あたりまえだけどなかなかできない係長・主任のルール』(明日香出版社)に1章分を割いてご紹介しておりますので、ぜひご一読ください。
今回は、組織としてのツキの部分について、ご紹介します。