人事の打ち手

第7回:若手社員にリーダーの役割を任せるときの注意点

周囲が納得するロジックでリーダーを決めさせる

もうひとつの対処法として、そのチームの誰もが「なるほど」と思える決め方を示すという方法もあります。

たとえば、
「君は大学院まで行っていて、いちばん年上だから」
「君がうちの会社でいちばんいろいろな仕事をしていて経験豊富だから」
などと、誰もが納得できるような理由で責任者を決めればいいのです。

絶対にしてはならないのは、
「君がいちばん可能性があるから」
という期待値で決めることです。
責任者に指名された本人は、プレッシャーに押しつぶされたり、指名されなかった人たちも
「自分は会社に期待されていない」
と、ネガティヴな感情をもったりしてしまいます。

また、
「あいつは最近、元気がないからリーダーをまかせよう」
といった決め方もいけません。
部下にやる気になってほしいと期待して責任者を任せても、本人はけっして納得していないものです。これでは、結果的にチームとして成果があがらないのは目に見えています。


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高城孝司 著者:高城 幸司 株式会社セレブレイン 代表取締役社長    
1964年東京生まれ。同志社大学文学部卒業後リクルート入社。営業現場では常にトップセールスマンに。96年独立・起業情報誌「アントレ」を創刊。事業部長・編集長を歴任。2004年に自ら独立をし、株式会社セレブレインを設立。経営・人事戦略コンサルティングを手がける。『営業マンは心理学者』(PHP研究所)など、著書多数。
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