全4回にわたってお送りしてきたこのコラムもいよいよ最終回となりました。 お読みくださっている方、誠にありがとうございます。 最終回の今回は、コミュニケーションで最も大切な事について考えてみたいと思います。
とあるアメリカの学校で、このようなことがあったといいます。
Aクラスは、もともと成績も良く、今後さらなる向上が見込まれる生徒達。 Bクラスは、あまり成績が良くなく、今後も向上は見込めない生徒達。
それぞれのクラスに担任が割り振られましたが、担任になった教師たちには、誤って逆の事実が伝えられてしまったそうです。
Aクラスの担任は、成績の良い生徒達に対して「この生徒達はあまり出来が良くない」と思って接しました。 Bクラスの担任は、成績の悪い生徒達に対して「この生徒達はやればすぐに出来る」と思って接しました。
するとどうなったか。 なんと、Aクラスの生徒達の成績はみるみるうちに下がり。 Bクラスの生徒達のの成績はあっというまに向上したのだそうです。
この事実を、皆様はどう捉えられますでしょうか?
自分の部下に対し、どのような思いで接するかによって、相手の成果が変わってくるのです。