自律と成長のための人事制度作り
第8回:人事制度のコンセプト作り

コンセプトとして挙げる項目、表現の仕方

では、“人事制度のコンセプト”とは、いったいどんな内容の事柄をどんな形で表現していくのでしょうか。

これには各社で様々な事例があり、「経営理念」にも似通った抽象的な理念、概念、イメージといったものから、「役割と処遇の連動」というような人事制度作りの上での具体的なテーマにあたるようなものまで、形式も文章形式から箇条書きまで、本当にいろいろです。

定型的な形がある訳ではないので、ぜひ社内で議論して頂きたいと思いますが、参考として、“人事制度のコンセプト”を表現しようとする中で、比較的良く使われる言葉、キーワードを以下に挙げておきます。
どんな言葉で表現するかというのは、共通認識を持つためには意外に重要な部分であったりします。できれば少し時間を使い、表現にこだわって見ても良いのではないかと思います。

○基本的な考え方
成果主義、結果主義、能力主義、競争主義、協調主義、個人主義、チーム主義、公正、透明 プロセス重視 など
○目指す組織のスタイル
自律、統率、効率、スピード、トップダウン、ボトムアップ、現場主義 など。
○社員像の定義
人材タイプ、保有スキル、仕事観、会社観、マインド、望ましい行動 など。
○制度で実現したいこと
業績向上、やる気の醸成、人材育成、スキルアップ、競争、グローバル対応 など。
○その他出てくるキーワード
成長、挑戦(チャレンジ)、人づくり、育成、自律、自発、積極性、専門性、協働、誠実、共感、共鳴、パートナーシップ など。

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著者:小笠原 隆夫 ユニティ・サポート代表 人事コンサルタント    プロフィール    
中堅システム開発会社にてSE・リーダー職を務めた後、同社の人事部門責任者として人事制度構築、人材採用、組織風土活性化、2度の合併での人事制度統合などの実務を経験。2007年に「ユニティ・サポート」を設立し、IT系企業を中心に、現場感覚を重視しながら、その企業の特性を活かす人事、組織作りのコンサルティングを行っている。
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