実践マネジメント心理学
第5回:成功法則:「経営者力」を決定付ける5つの力!

「まとめる力(リーダーシップ力)」

そして次の2つが、その経営者力をレバレッジさせてくれる力。足し算ではなく、掛け算であるところに注目ください。単体で成り立つというより、3つの力に対して作用して、その力を数倍に高めてくれるものだと言えるでしょう。

「まとめる力」とはリーダーシップ力のこと。ビジネス上、一人でできることなど限られています。経営とは「人を動かしてことをなす」ことだと行って良いでしょう。「まとめる力」が高い人が、事業を大きく大成させます。

戦後世代の日本を代表する経営者には、この「まとめる力」がとにかく突出している方々が多く見られました。それが戦後日本を世界第2位までひきあげてくれたことは間違いありません。

その後、バブル崩壊後〜21世紀に入り、個の時代・日本経済の停滞によってなのか、この力は総じて日本人経営者・リーダー層で弱くなっていますが、これから改めて「まとめる力」の重要性が増してくると私は予想しています。

「学び続ける力(学習力・習慣化力)」

そして5つ目は、「学び続ける力」。これは、本コラムをお読みのような皆さんであれば既に十分備わっていることでしょう。学習力であり、習慣化力ですね。

経営にはこれで終わりという完成形はありません。時代時代で変化対応を求められ、経営者は生涯「日々勉強」を自らに課すことになります。奢らず、過去の成功に縛られず、あらゆる事象や世代から学び続ける力が求められます。

そのためにも、自分の経営力を「方法記憶化」できるまで、徹底的に繰り返し反復する習慣化力が必要であることに私は気がつきました。

これは意外に見過ごされている点のように思います。できる経営者は、事業においてもプライベートにおいても、自分はまったく苦に思っていないのに、周囲から見ると「えーっ、そんなことを、そんなにやっているんですか?!」という驚きの習慣を幾つか持っていることが多いですね。自分が時間とお金を一番使っているところに、その人の持ち味、強みが潜んでいます。あなたが一番、時間とお金を使っていることは、何でしょう?

この“5つの力”を鍛え上げ、日々の業務で使いこなす。

そして活力ある企業を、豊かで強い日本を、“5つの力”を身につけた経営者やリーダーの皆様の手で創り上げていただきたい。私は心からそう願っています。

2014年も頑張りましょう!本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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著者:井上 和幸 株式会社 経営者JP代表取締役社長・CEO    
早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社リクルート、人材コンサルティング会社取締役、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)マネージングディレクターを経験後、2010年2月に株式会社 経営者JPを設立。
現在は、経営者の人材・組織戦略顧問を務める。人材コンサルタントとして、経営人材の採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。 著書に『30代最後の転職を成功させる方法』(かんき出版)、『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)等。メディア出演多数。

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