過去コラムで①完全週休2日制、②1ヶ月単位の変形労働時間制(隔週週休2日制)採用時の規定例を解説してきました。今回は②の更なる応用形【1年単位の変形労働時間制】を採用した場合の規定例解説です。業種によっては1年の中で繁閑の時期が著しい事業場(季節商品を取扱う事業場など)がありますね。こうした場合、法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超える労働時間となっても年間を平均して週40時間を超えないように設計(調整)する方法があるのをご存じでしょうか。効率的な労働時間の運用方法としてぜひお勧めしたい方法です。