「管理」で捉える総務業務
第13回: オフィスに関する管理

そこで働く人を守る、リスク管理と安全管理

オフィスで想定されるリスクは、火災や地震といった災害が代表的なものです。消防法に従い、防火設備を整備し、そして、実際に多数の者が操作できるように訓練する。また、キャビネットの上や通路上に物を置かないようにして、被害が拡大するのを防ぐ。

このようなことは、総務担当者が1人でしゃかりきになってやるものではなく、そのリスクの危険性といつ発生してもおかしくないことを、そこで働く人たちに伝え、会社や総務が守ってくれるのではなく、自分自身で自分を守るのだという意識を植え付けることが大切です。

そのほかにも、パソコンを長時間使用することによる、健康障害など、じわじわと働く人を蝕むリスクもあります。ある種の職業病については、その専門家でないと分からないものもあり、これについては、総務部主導でその可能性を周知させ、その予防策を検討し実施していくべきでしょう。多少費用がかかったとしても、働く人が、快く快適に働いて「なんぼ」の世界である。ゴーイングコンサーンである企業ならば、働く人をリスクから極力守ってあげるべきでしょう。


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著者:豊田 健一 『月刊総務』編集長    
早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社リクルート、株式会社魚力で総務課長などを経験後、ウィズワークス株式会社入社。現在、日本で唯一の管理部門向け専門誌『月刊総務』の編集長を務めると同時に、ウィズワークスの社内組織、ナナ総合コミュニケーション研究所所長として企業のインナーコミュニケーションを研究。一般社団法人ファシリティ・オフィスサービス・コンソーシアムの理事や、総務育成大学校の主席講師も務める。一方、10余年におよぶ社内報編集経験から、多業種の社内報創刊・リニューアルをコンサルティング。ウィズワークス社内報事業部長を兼任。
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