今回のコラム「樋口眼」は、前回に引き続き本年度の自社採用の事例をご紹介。最終選考として実施した「合宿」についてご紹介をします。 社内を巻き込み、人を含めたコストを投下する合宿は、企画も運用も決して楽ではありません。しかし、当社での運用の経験を通じて、合宿選考の意義・成功のポイントが少しずつ見えてきました。是非ご参考ください。
皆さん、こんにちは。 5月の大型連休も終わり、大手企業では新卒採用が一段落したところでしょうか。去年に引き続き、今年も、採用目標人数の達成という点では苦戦されている企業様が多いように感じています。
さて、今回のコラムでは、前回に引き続いて採用活動における当社の試みをご紹介します。
前回は、当社採用選考における、事業理解よりも社風や理念などのイメージの共有化を主目的としたフロー設計についてお話をしました。
簡単におさらいをすると、説明会では、当社の若手社員とのトークセッションを通してオープンなコミュニケーションを体感してもらうよう工夫しましたし、その後の選考に合格した学生には人事担当役員が一時間半をかけて面接を行い、個々人を把握するとともに当社の事業に対する考えについてもじっくりと話をした、ということです。
今回ご紹介するのは、その役員面接後に実質的な最終選考として行った「二日間の合宿」についてです。まず、合宿を実施するメリットは、大きく以下の3点です。
このように、選考から入社までの全期間で見れば、採用コストの観点からもパフォーマンスが高い選考方法であると言えると思います。