こんにちは、株式会社 経営者JPの井上和幸です。 このコーナーでは、マネジャーの皆様が日々のマネジメントで役立てて頂ける実践的な心理学の理論と活用法、「科学的に上手くやる、人・組織の方法論」、をご紹介してまいります。 第4回は“自己奉仕の罠”を明らかにし、マネジャーが職場や評価で陥る罠からの脱出方法を考えてみたいと思います。
上場企業の事業報告書を読んでいると、面白いことに気がつきます。
前期に対して今期、大幅な業績UPや業績改善を果たした際、そのコメントは「○○の戦略打ち手が貢献した」「○○という取り組みが花開いた」というような、自社戦略やマネジメント体制の優れているところが理由と、多くの場合、語られます。
一方、前期に対して今期、大幅な業績ダウンや事業不振に陥った際、そのコメントは「厳しい経済環境下」「中国・韓国の台頭により」「増税の影響で」といった、外部環境要因によるところが理由と語り尽くされます。
さて、その本当のところは??