前に述べた通り、人事制度を作って運用を始め、その後しばらく時間が経ってくると、「人事制度の本来の目的が何なのか」はどうしても忘れられやすく、ともすれば「制度通りにやらせること」ばかりが先行しがちになります。
これを防ぐには、常に状況を見ながら、それらに応じた対策を行っていくことしかありませんが、その対策を考えるにあたっては、「人事制度本来の目的」を常に念頭に置いておく必要があります。
「人材を活性化する」という本来の目的に反するような人事制度では、百害あって一利なし、あるだけ無駄です。決してそんなことにならないように、人事制度本来の目的は常に忘れないように心掛けて頂きたいと思います。
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