人事の打ち手
第2回:次世代リーダー人材育成をやるなら「今でしょ」

後継者育成の対象は若手リーダー

何故、人事主導なのか?後継者選びで相当な世代交代が必要だから。「社長の後任は専務や副社長」ではなく、若い人材から抜擢すべきタイミングなのです。それくらい変革の時期。経済ニュースをみれば、

《次期社長レースは大幅に若返り路線に方向転換:●●商事》

との記事ばかり。グローバル化、女性の社会進出、ネット社会の成熟、少子高齢化と環境変化が大きい時期。これまでの10年を凌いできた経営と求められる役割が抜本的に変わります。つまり、

《世代交代がすすむタイミング》

それは明治維新等、歴史を振り返っても明らか。当社の取引先でも、

との声を頻繁に聞きます。
ですから現経営陣に任せるだけでなく、人事の立場から世代交代をすすめるためにも後継育成を仕掛けてください。

若手リーダーに選抜型でプログラムを提供

ただ、長引く不況で採用も抑制して、硬直化した組織が大半。若手社員はモチベーションが下がり、経営視点で仕事をする経験をすることが出来ない状態に陥っているかもしれません。
取材した会社では5年以上も新卒採用を中止。大幅に平均年齢が上がる一方で、管理職等の退職がないため若手社員からすれば、

「この会社にいても一生偉くなれない」

と思える職場環境になっていました。
ただ、そんな会社も景気が戻り、新卒採用を再開。加えて早期退職制度の導入で人材の新陳代謝が加速。若手社員を一気に抜擢。まさに世代交代が行われました。ただ、若手リーダーのマネジメントの力量不足が露呈。足りない点を補う面でも育成のプログラムが必要に迫られたのは事実。ただ、そんな抜擢時に不安があっても、可能性を信じて若手リーダーから、

《人材を選抜して》

後継者として育っていくため必要な要素を学べる育成プログラムを提供。同時に後継者としての適性を見極めていきたいもの。ちなみに選抜型で行う目的は、

・スピードある人材の育成
・実施コストを削減

といった背景。では、具体的にどのようなテーマで取り組むべきか?
それは、次回の連載記事で紹介してまいります。


【バックナンバー】

     
高城孝司 著者:高城 幸司 株式会社セレブレイン 代表取締役社長    
1964年東京生まれ。同志社大学文学部卒業後リクルート入社。営業現場では常にトップセールスマンに。96年独立・起業情報誌「アントレ」を創刊。事業部長・編集長を歴任。2004年に自ら独立をし、株式会社セレブレインを設立。経営・人事戦略コンサルティングを手がける。『営業マンは心理学者』(PHP研究所)など、著書多数。
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