人材定着のノウハウ
優秀な社員を組織に定着させるために、どのように部下を成長させていくのか? 部下に自信を持たせ、活き活きと働かせるために、上司が気を付けたいポイントとして 5つのステップがあります。前号ではSTEP2『部下のありたい姿、あるべき姿を描く』について書きました。 今号はSTEP3の『部下が取り組む課題を整理する』です。
「問題」とは一般的に「現状」と「理想」のギャップに潜むと言われています。この考え方は部下育成においてもあてはまります。 STEP1では「現状」の把握、STEP2では「ありたい姿」つまり「理想」を考えました。これは、上記「問題」を捉える上での、プロセスでもあるわけです。
現場のマネジャーの多くは、このプロセスを踏むことなく、漠然と部下の育成上の問題を 「ここが悪い」「あそこが欠点だ」などと認識しています。(実際には認識しているつもりになっている)これが育成上の阻害要因になっていることが散見されるのです。