人が育つ組織をつくる!

第1回:障がい者支援の現場に学ぶ マネジメントの基本①

【人が育つ組織をつくる!】第1回 障がい者支援の現場に学ぶ マネジメントの基本①(佐藤 友三)

こんにちは、ラーニングスクエアの佐藤です。
このコーナーでは、「人が育つ組織をつくる!」をテーマに、人が「育つ」ために重要な考え方、手法、事例などをご紹介してまいります。
最初のシリーズは、「障がい者支援の現場に学ぶ マネジメントの基本」です。「えっ?何で?」そう思われた方も多いかもしれません。障がい者(=利用者)をメンバー、職員(=支援者)をマネジャー、そう置き換えてみると、驚くほど多くの気づきがあり、また、障がい者雇用に伴う必要な支援を考えていくことで、マネジメントの基本、原理・原則と思える根源的な学びが得られる、そんな実感を持っています。
このコーナーを通じて、孤軍奮闘しておられるマネジャーのみなさまの少し視点が変わり、新たな気持ちで日々の仕事に向きあえる、そんなお役に立てれば、と考えています。

一人ひとりに障がいの理解が求められる時代

2013年4月からの障害者雇用率制度の変更により法定雇用率が引き上げられました。これによって、50人以上の従業員を抱える民間企業では2%以上の障がい者を雇用する必要があることとなりました。この動きに伴って、障がい者の就労支援(企業側から見ると、「採用支援」ですね)を業とする事業者も急増、営業の方からのご連絡も増えているのではないでしょうか?

私が注目したいのは、採用した後の就労環境です。企業としては、採用するのですから、戦力としてみるのは当然です。ただ、障がい者の方達は、一人では生きていけない方達、つまり、その就労に際して、周囲からの支援、特定の配慮が必要となる方達です。
採用担当の方達は、もちろん、障がい、障がい者の知識をお持ちだと思います。でも、共に働く現場で働く従業員の方達はいかがでしょうか?

恥を忍んで申し上げると、私自身、職員の方達の人材育成に関わるまでは、正直、「障がい=自分とは関係のない遠い世界のこと」、「障がい者との関わり方=よくわからない」、そんなあり様でした…。でも、今年施行された「障害者差別解消法」によると、すべての国民一人ひとりに、障がい者の権利利益を尊重するための「合理的配慮」が要求されています。つまり、職場においても、社会においても、障がい、障がい者の方達との関わり方についての理解が求められる、そんな時代なのです。

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