実践マネジメント心理学

第35回:上司は「マネジャー」か、「リーダー」か?

【実践マネジメント心理学】第35回:上司は「マネジャー」か、「リーダー」か?(井上 和幸)

こんにちは、株式会社 経営者JPの井上和幸です。
このコーナーでは、マネジャーの皆様が日々のマネジメントで役立てて頂ける実践的な心理学の理論と活用法、「科学的に上手くやる、人・組織の方法論」、をご紹介してまいります。
第35回は、よく言われる「マネジャー」VS「リーダー」論について考えてみたいと思います。

あなたは「マネジャー」?それとも「リーダー」?

上司の皆さんは、「管理職」として担当部署・組織を管轄する責任を負っていらっしゃると思います。
最近はプレイングマネジャーも多いですから、かつてに比べると組織管理の感覚は薄まっている方も少なくないかもしれませんね。どちらかというと「プロジェクトマネジャー」的な役割となっている方も多いと思います。

さて、この連載でも色々と取り上げてきていますが、管理職として最も悩ましいのが、「上司―部下問題」ですね。
組織状況が良いときはさほど問題になりませんが、なまじ、業績が厳しくなったりすると、上司のあなたはなんとか手を打とうとする。そんなときに、なかなか部下が思うように動いてくれないと、徐々に細かい動き方にまで介入していくことになる。

すると部下に、言われます。

「○○さんは管理ばかりしますけど、もっとリーダーシップを発揮してくださいよ!」

出ました。「管理=マネジメント」VS「リーダーシップ」。
たいがい、マネジメントがやり玉に挙げられるケースは、こんな感じだと思います。

ジョン・コッターやウォーレン・ベニスなどのリーダーシップ論の権威は、次のように「マネジャー」と「リーダー」を定義しています。

・マネジャーは管理し、リーダーは変革する
・マネジャーは現状を維持し、リーダーは現状に挑戦する
・マネジャーは人を管理し動かそうとし、リーダーは人の心に働きかけて動かす
・マネジャーはものごとを正しく進めようとし、リーダーは正しいことをしようとする
・マネジャーは複雑さに対処し、リーダーは大きな方向性を示す

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