実践マネジメント心理学

第27回:わきあいあいと赤字?!そんなことにならないよう、「羊飼い型マネジメント」を

【実践マネジメント心理学】第27回:わきあいあいと赤字?!そんなことにならないよう、「羊飼い型マネジメント」を(井上 和幸)

こんにちは、株式会社 経営者JPの井上和幸です。
このコーナーでは、マネジャーの皆様が日々のマネジメントで役立てて頂ける実践的な心理学の理論と活用法、「科学的に上手くやる、人・組織の方法論」、をご紹介してまいります。
第27回は、フォロワーシップ、支援型マネジメントの勘違いについて触れてみたいと思います。

職場の雰囲気がとてもよい。しかし赤字続き…。それでいいのか?!

「当社は本当に全員が仲良くて、わきあいあいと働いています。いつも雑談も活発で、誰もが他の人のいうことを良く聞く職場の風土があります。誰も出すぎたことをしませんし、本当に何のプレッシャーも感じずに毎日職場で過ごしています。」

おお、素敵な職場ですね。

「そうなんです。だから、給料は業界よりもだいぶ低いのですが、文句は言いません。なぜ、そんないい職場なのに、給与が低いのか、ですって。それは、うちの会社は、この数年、ずっと赤字だからなんです。仕方ありませんよね、赤字なんですから。」

おっと、大丈夫でしょうか…。数年間も赤字続きとは、かなり深刻な状況なのでは…。

「そうですね。業界も競争が激しいし、景気も良くないですしね。社長も部長も、まあ、しかたないね、と言いますし、課長も僕も、部下には、上役もしかたないって言ってるし、しょうがないよね、といつも飲みながら話しているんです。」

これは…早晩、「給料が安い」レベルの話では済まなくなるのではないでしょうか。。

「うちは社長が人材開発についてはとても先進的で、色々と勉強していて、『21世紀はサーバントリーダーシップ型の時代だ』『社員全員が楽しく働く職場、<人を幸せにする会社>として注目されている。我が社もそうあるようにしよう』『上司たちは、メンバーの支援者として努めなさい』といったことを徹底されているんですよ。とてもよい会社で、職場環境に恵まれていて幸せだなぁと、本当に思います。」

さて、これは本当に<人を幸せにする会社><働きがいのある会社>の姿なのでしょうか?

PAGE TOP