実践マネジメント心理学

第21回:承認欲求:「キレる、モンスター部下」の対処法

【実践マネジメント心理学】第21回:承認欲求:「キレる、モンスター部下」の対処法(井上 和幸)

こんにちは、株式会社 経営者JPの井上和幸です。
このコーナーでは、マネジャーの皆様が日々のマネジメントで役立てて頂ける実践的な心理学の理論と活用法、「科学的に上手くやる、人・組織の方法論」、をご紹介してまいります。

今回は、2015年4月21日(火)に発売となりました『ずるいマネジメント』(SBクリエイティブ)の中から、困った部下の対処法についてご紹介してみます。

「キレる、モンスター部下」には、こう接しろ!

9冊目の拙書『ずるいマネジメント』では、仕組みとしてうまくチーム運営を仕掛ける方法を様々な角度からご紹介しています。しかし、いくら仕組みを仕掛けても、残念ながら、ぽつりぽつりと出現するのが、「困った部下」です。
彼らはその元々の性格のせいで、どんなにうまくチームを運営しても、あいにくと望み通りの動きをしてくれることはありません。

本書の中では、上司の皆さんが直面しがちな6つのタイプの「困った部下」について、タイプ別対処法・撃退法を伝授していますが、その中から「キレる、モンスター部下」についての対処法をご紹介いたします。

・キレるモンスター部下
このタイプ、会社にとっては最も怖い人です。本当に話が通じません。
意外と頭がいい人にも多くて、中にはMBAホルダーもいます。頭はいいが、人格的成熟が足りていない。

評論家・批評家タイプで、周囲にガンガン〝正論・べき論の槍〟を投げまくるような人です。これも承認欲求の1つの現われですが、「相手に勝ちたい」という気持ちが大きいようですね。異常なのは、自分で自分の感情の高ぶりに油を注ぎ、感情爆発の火を引火させ、攻撃的コミュニケーションを続けるところです。自分でも自分の感情を止められなくなる場面が、多々見受けられるのがこのタイプです。

「キレる、モンスター部下」からふっかけられた上司や周りの人が、一番よくない対応は、まともにその人を相手にすることです。同じ土俵に入ると、彼らのツボにはまってしまうので、あくまでも淡々と接するようにしましょう。

彼らが振りかざす小賢しい「べき論」は、案外浅はかです。仕事の本質がわかっている上司のあなたとしては、すぐ反論したくなると思います。しかし、こういうタイプは、間違ったことを言っていたとしても、頭ごなしに言わないようにします。言うことも、必要なことだけに絞り、落ち着いた口調で、ゆっくりと話すように努めましょう。

感情的にスイッチが入ると、情動に情動を重ねて、エスカレーションしてしまうので、こちらとしてはクールダウンさせることで、落ち着いた口調で対応することが肝要です。

PAGE TOP