「管理」で捉える総務業務
第9回: 防災対策に関する管理

【「管理」で捉える総務業務】第9回: 防災対策に関する管理(豊田 健一)

今回は、防災対策について整理してみました。防災対策は訓練が大切です。机上の訓練だけでなく、実際に行動してみることで見に付くとともに、課題も見えてきます。その課題をもとにマニュアルは随時見直し、変更していくことが必要です。

細大漏らさず業務の流れを把握する「使用管理」

消防法により、特定防火対象物に指定されている建物は年2回、非特定防火対象物では年1回の消防訓練が義務付けられています。総合訓練として、通報訓練、避難訓練、消火訓練などを一度に実施することが多いようです。通報訓練は、ほぼ毎年同じ形式となりますが、避難訓練は避難経路を毎年変えるなどして変化をつけることができます。

また、煙体験ハウス(人体に無害な煙を体験できる)のような、実際に煙の中を通過することができるコースを設定することもできます。消火訓練では、水消火器による消火訓練、オイルパンで油を燃やし、実際に消火器を使用しての訓練、屋内消火栓による訓練など、建物に設置されている消火器具を使用して訓練を行います。

そして、その都度、問題点がなかったか、誘導係りが適切に誘導できたかどうか、消火係りが適切に消火器具を使用できたかを「記録」しておくのです。ただ単に、消防法で定められているから訓練を行うのではなく、実効性の検証のためにも訓練の記録をとるべきです。

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