人事の打ち手

第10回:OJTの活用法が見直されている

【人事の打ち手】第10回:OJTの活用法が見直されている(高城 幸司)

社会人1年生=新入社員が新たなメンバーとして組織にやってくると周囲も心が躍るような気持ちになったりします。そんな新入社員に対しては、集合研修形式でマナー・挨拶などビジネスの基礎を教える企業が大半。その後は、配属先を決めて、現場で指導をすることになります。そんな新入社員が景気回復で職場に増えつつあり。人材育成にも変化が出てきたようです。

集合研修で学べるものと学べないもの

配属先にやってきて「また未熟ものですが、ご指導よろしくお願いします」と緊張しながら挨拶する姿をみると先輩方も気が引き締まるものがあります。後輩が組織で増えることが組織を活性化させるきっかけになるのは間違いありません。

特に新入社員を指導する可能性がある若手社員にとって後輩が増えることは大きな刺激。つい、この間まで周囲に甘えていればよかった末っ子に弟、妹が出来たようなもの。自分が後輩から尊敬される立場になろうと、仕事に対する取り組みに変化が出てきます。

「後輩から頼りにされる存在になりたいです」

と話してくれたのは金属加工業の営業部で入社3年目のDさん。つい最近まで仕事に対する責任感が欠如していると注意されていたのに、後輩の登場で発言や態度に大きな変化。わからないことは質問。積極的な態度に「どうしたの?」と変化に驚く先輩達。

「これまでのように甘えていられません」

と語る決意が継続することを心から願うばかり。

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