「業務の明確化・効率化」が第一位

『月刊総務』総務部門アンケートから見る、今後の総務部の在り方

総務の業務は「社員のため」

実際、多くの総務部の方が迷っているのではないでしょうか?

「どのように会社に貢献したらいいのか」

「何を目標に仕事をしていけばいいのか」

「総務部をどのように捉えればいいのか」

総務部の仕事は、何か一つの目標を達成すれば良い、といった単純なものではありません。また、それぞれの企業で、その進め方も大きく異なっています。

総務部の仕事は、個々の場面では感謝、評価されたとしても、総務部全体としては、なかなか評価されないことも事実です。何をしているのか、何を目指しているのか見えにくい部門でもあるからです。なぜなら、日々の問い合わせや対応に流され、なかなか主体的に業務を進めることができないからです。

 個々の業務には、それぞれの達成目標やプロセスが異なりますが、誰に向かって仕事をしているかと言うと、多くの場合、「社員のため」の業務であることは間違いないかと思います。対外的な折衝であっても、巡り巡って社員のためになるのです。

五感を意識した、働く場の環境整備

「今後の総務部門の役割は?」との設問に対しての回答コメントとして最も多かったのは、「働く場の環境整備」というものでした。社員が安心して、安全に働くことのできる環境整備。社員が本業に専念できる環境整備。もっと効率的に、そして生産性の上がる環境整備。まさしく「社員のための」業務です。

生産性の向上という側面で考えてみると、社員がストレス無く、仕事に集中できる環境を整えることが大切となります。具体的には、業務に集中できるレイアウト、ワークステーションの構築からはじまり、適度な室温や湿度、目に優しい光度、業務に支障のない音量のBGM、癒される香等々、人間の五感を意識し、五感に対して快い状態を作ることでしょう。

特段、大げさに演出する必要はありません。さりげなく施し、でもなんとはなしに集中力が高まり、生産性が向上する。そんな素敵なオフィスの創造が「働く場の環境整備」となるのではないでしょうか?

                
著者:豊田 健一 『月刊総務』編集長    
早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社リクルート、株式会社魚力で総務課長を経験後、株式会社ナナ・コーポレート・コミュニケーション入社。現在、日本で唯一の総務向け専門誌『月刊総務』編集長、ナナ総合コミュニケーション研究所主任研究員。総務経験、社内広報コンサルティングの実績を生かしたコンサルティングや講演など多数。
                
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