大掃除、整理整頓が社内コミュニケーション活性化に繋がる

大掃除、整理整頓が社内コミュニケーション活性化に繋がる(豊田 健一)

もうすぐ年末。どこの企業も年末の大掃除を実施していると思うが、その効果を改めて考えてみました。働く場の環境整備はもとより、実はコミュニケーションの活性化にも役立つのです。具体的な事例で見てみましょう。

大掃除を通じて、コミュニケーションの活性化

あるメーカーでの話。この企業では、従来より衛生委員が各フロアに一~二名任命されていました。大掃除の推進のために、経営トップの承認を経て全部署に衛生委員を配置し、その委員から構成される「衛生委員会」が中心となり、年末本社一斉大掃除の準備を進めていきました。

そして、当日は役職者を含めて、全員で、一斉に行ったことで、日頃話をしたことがない人とコミュニケーションが取れたり、上司の意外な一面を見たりと、終わった後は皆、達成感があったとのこと。経営層の後押しや各委員の部門担当者の推進力もあり、不要な書類の一掃で倉庫スペースに余剰もでき、想定以上の成果があったとのことです。

経営層のお墨付きと担当者の責任感

ここで大切なのは、経営層のお墨付きと、全部署における担当者の配置です。経営トップからの号令とすることにより、総務部が勝手にやっているというイメージを払拭し、とりあえずやらないといけない、という雰囲気にはなります。しかし「やらされ感」であることに違いはありません。

そして、キャビネットの整理整頓や、コピー周り等の共用部分の掃除を通じて、普段話す機会の少ない社員同士の会話がなされたり、書類の廃棄の判断を仰ぐために上司と部下の会話がなされたりと、掃除という何気ない作業を通じてコミュニケーションの活性化が図られるのです。全社で同時刻に同じ作業をする機会はあまりないでしょう。
掃除前と掃除後、Before Afterを比べるなどしてイベント化することで、さらに盛り上がります。コミュニケーション活性化と環境整備のいい機会なので、直前に大掃除の広報をするのではなく、計画を練り、全社を巻き込みながら周到な準備をして臨みたいものです。

  
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