人事の打ち手
第2回:次世代リーダー人材育成をやるなら「今でしょ」

【人事の打ち手】第2回:次世代リーダー人材育成をやるなら「今でしょ」(高城 幸司)

アベノミクスで「4本目の矢」とも言われる東京オリンピック開催が決定。これにより2020年まで(消費税導入で冷え込む時期もあるでしょうが)景気は総じて右肩上がりを続けると言われています。
企業にとって我慢続きの季節が終わり、やっと果敢に攻められる時代がやってきたのです。巷では「成長戦略を描く」ことに躍起になっている企業経営者が増えました。人事もこの成長戦略に貢献できる施策を考えたいもの。
そこで「次世代リーダーの育成」をスタートしてみてはどうですか?しかも、人事主導で。どうして「人事主導」なのか?説明させていただきます。

あとまわしになっていた後継者育成

いつの時代も会社の将来を支える人材を育てることは重要な経営課題。ゆえに「自分の仕事は後継者づくり」と熱く語り、「●●塾」と命名して自らが塾長になり指導している経営者がたくさんいます。ただ、リーマンショック、震災など、断続的な不況の影響で差し迫った経営危機にさらされて、

「いまは自分が先頭に立って現場指揮する時期」

と後継者の育成を《凍結》せざる得なかった企業が少なくありません。少々脱線しますが、人材育成(研修など)にかける費用は交際費と交通費と合わせて「3Kコスト」と呼ばれ、

《景気に連動して悪い時期には自動的に削減される予算》

と言われています。ただ、後継者育成は経営課題だから例外と言われてきました。ところが、そんな例外さえも「聖域なき決断」が迫られる厳しい10年だったのです。取材した建材メーカーの社長は、

「生き残るために、後継者の育成の時間を削って、売上確保に必死だった」

と我慢の時期を語ってくれました。
ただ、景気回復が確実にみえてきました。長期間、凍結していた後継者の育成を再開すべき時期ではないでしょうか?

ただし後継者育成に関して人事主導で取り組んでみませんか?経営者も手ぐすね引いて、

「後継者の育成を自分で取り組みたい」

と言い出すことでしょう。
が、出来れば、人事主導で後継者育成を考えてみてください。ちなみに、後継者=子息が決まっている自営業でも、後継者育成は必要。経営は1人では出来ません。

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