一定規模を超えたら...③
就業規則完成後の手続き

一定規模を超えたら...③ 就業規則完成後の手続き(小岩 和男)

今回は就業規則完成後の手続きの解説です。就業規則に記載すべき内容などは前回までの記事で再確認してみてください。完成後はどのように処理するのでしょうか。完成して仕舞い込んでしまう事業場では困りますね。今回は官庁への届出から従業員への周知方法までのフローの解説です。

1.従業員代表から「意見」を聴くこと!

就業規則作成(変更)には、従業員代表の意見聴取義務がある (労働基準法第90条関係)

就業規則は、労働基準法や労働協約(労働組合との労働条件の取り決め)を順守して事業主が作成するものです。ここでの疑問は、では従業員の意見はどうなるの?ということですね。無視されてしまうのでしょうか?実は一方的に労働条件定められることのないように、就業規則の作成(変更)には、「従業員代表の意見」を聴かなければならないことになっています。

「意見」ですから、賛成でなく反対もあるでしょう。「聴く」と言うプロセスを踏むこと自体がポイント。法的には同意を得ることまでは求められていないのです。労働条件は労使対等の立場で決定するのが原則なので、一方的に決めるのではなく、従業員代表の意見をできる限り尊重することが望ましいとされているのです。

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